植物説明
種名
学名
センブリ
Swertia japonica
(Schult.) Makino
特徴
小型の二年生草本(越年草)。草丈は5 - 20cm で、1年目は発芽した芽が地面近くに2 - 4枚出した根生葉で過ごし、2年目に茎が立ち上がる。
茎は単立または、数本に分かれて生える。葉は根葉が倒披針形、茎葉は1~3 cmほどの細長い線形で、無柄にて対生する。
花期は秋で、枝先に円錐状の花序をつくり、上向きに5弁の白い花が咲く。
花径は2 - 3 cm、花冠は深く5裂し、花弁は長卵形、縦に淡紫色の脈が5本がある。内面の基部に蜜腺溝があり、2個の蜜腺の周囲には細い長毛が生える。
5枚の萼片は、線形で尖り、長さは5 - 11 mm。朔果は花冠よし少し長く、種子はやや円い。
利用法
日本の三大民間薬の一つとされ、苦味胃腸薬として使われてきた、民間薬の一つである。
千回振り出し(煮出し)ても苦いことから、この名前が付いたとされている。
花が咲いているときが採取時期のため、種子をつける前に採取してしまうため、最近ではあまり見れなくなっている。
1年目の状態
2年目の写真
蕾の写真
花の写真
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