植物説明
種名
学名
イカリソウ
Epimedium grandiflorum
C.Morren var. thunbergianum (Miq.) Nakai
特徴
メギ科イカリソウ属 の落葉多年草。
茎の先が3本の葉柄に分かれ、それぞれに3枚の小葉がつく。
一つの小葉は全体が歪んだ卵形で、
先が尖って基部は心形あるいは矢じり形をしており、
葉縁に刺毛状の細かい鋸歯がある。
花期は春で、4花茎の先に根出葉と似た葉を1枚つけ、
そのさらに上に総状花序をつくって、
4 - 7個の吊り下がった薄紅紫色の花が下向きにつく。
萼片は8枚つくが、外側の4枚は早くに落ちる。
花弁は4枚で、中に蜜をためる距(管状の細長い突出部)
を四方に突出して、ちょうど船の錨のような形をしている。
利用法
生薬名は淫羊カク(いんようかく)。滋養強壮効果があると言われている。
イカリソウにはイカリインというフラボノイド配糖体と、
微量のマグノフィリンというアルカロイドなどが有効成分として含まれている。
焼酎漬けにして寝る前に少量飲むとよいと言われている。
花の写真
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